Again -もう一度恋して-
仕事が終わり私達は居酒屋に来ていた。
「白石先輩、早速話して貰いましょうか」
迫力のある顔で詰め寄られた。
朱里、怖い!!
朱里に子供の頃、颯ちゃんと幼なじみで遊んだ事とか偶然、今の会社で再会した事を話した。
「白石先輩、誤解してました。
酷い事言ってごめんなさい」
分かってくれたようでほっとした。
朱里は先に帰り、琴美と二人になった。
「それで二人は別れたんじゃなかった?」
琴美に昨日の事を話した。
「さすが社長やる事が凄いね。
でも良かったんじゃない。これで社長のお父さんにも許して貰ったんでしょ?」
「うーん、許して貰ったのかなぁ……。勝手にしなさいって言い方だったから……」
「とりあえずはもう邪魔はしてこないって事なんだから良かったじゃない」