Again -もう一度恋して-
岡崎さんは慌ただしく出て行った。
退社時間になるまで何事もなく過ぎ……。
ほっとして、帰りの挨拶をして秘書室を出た。
今日は琴美と久しぶりに約束していた。
「ごめ~ん、待った?」
「大丈夫、私も今さっきここに来たとこだから」
「行こう」
「うん」
会社を出て向かったのは居酒屋。
「真奈美、ごめん!」
突然、謝ってくる琴美に訳がわからなくて聞き返した。
「何で謝るの?」
何か嫌な予感がした。