戦国奮闘ものがたりっ!
めっさ美人…


「…」

美人…

「……」

お美しい…

「………」

男の人なのがもったいないくらい…

「…………」

でも体はたくましい…


「………あの、私の顔に何かついているでしょうか」




「う、うえぇええ!?
あっすいません!見すぎました!!!お美しいですね!!」

「あっ、ありがとうございます…?」

美人さんは焦ってよくんかんないこといった私にちょっと困ったように笑ってくれた。


びゅーてぃふる…!!!

昔の人は下膨れの麿眉ばっかだと思ったらめっちゃ美人さんいるやんけ…!!!


「何をふざけているんだ!いいからこい!」

「うひゃあ!!痛い!!」

「貞勝様?どこにつれていく気なんですか?」


「適当に牢屋にいれて吐かせようと…」

「はっ、はけないし!!!今お腹からっぽだからなんもでないんだから!!」

「いちいち…喧しいなおまえはっ!!!」

バッとちょびひげじじいが私に向かって手を上げる

うっぁぁあこれビンタフラグ!!ビンタフラグだよ!!
この泥棒猫!フラグ!!美人さんに見とれててごめんなさい!!


「おやめください、貞勝様。」


想像してたいたみはいつまでたっても来なかった。

「…ふぉ?」

「っ、なぜとめるんだ!?」

目を開けるとあの美人さんがちょびひげじじいの手を止めてくれていた


美人さぁん…!!!ありがとうございます…!


「…この娘の対処は私に任せていただけませんか?貞勝様」

「…どうぞ」

「うわぁ!」

どんっと突然押されてバランスを崩したどじっ子のような私

あんのくそちょびひげじじい~!!!

重力に身をまかせる私。マジどじっ子
ごめんねパパママ。幸のファーストキスは戦国時代の地面みたい。
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