戦国奮闘ものがたりっ!
おともだち?

っ、て…。


ふれんど?

こころのとも?


「お友達…ですか?」


「…やっぱり、ダメでしょうか…」


私が黙っていると可愛いかたは
勘違いしたのかうつむいてしまった


「ごめんなさい、
何度も困らせてしまっ」


「お友達って、なろうっていってなるものじゃありませんよ」


「え…」

「自然と、なってるものなんだよ。お友達って。…私は話した時からお友達気分だったよ。」

可愛いかたは手をふるふる揺らして口許に添えた


「おとも、だち?」


「私たちはもうおともだちだよ!


名前教えてくれると嬉しい!!」



「撫子です…」

ポロ、っと涙が彼女の頬を伝った。悲しい涙じゃなくて、暖かい涙だった。

「なでしこちゃんか!!私撫子の花好き!私は幸!字は幸せの幸だよ!!」



「幸様…」


「んも~!様じゃお友達って感じしないよー?」


「癖で…幸、……さま」

「はははっ!もういいよ~!無理しないで!」


「すいません…」

「いーっていーって!」
< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop