戦国奮闘ものがたりっ!
「ってことで、明日までに反省文提出だよぉおお…」
「アハハハハッ!!ばかねー幸(サチ)!」
「ひっどい水樹ちゃん!どうしよー、園子ちゃーん!」
「反省しろぼけ」
「園子ちゃんまでそんなこと言うの!?ひどい!」
「…それはそうとして、幸、そろそろ席もどんなよ。次社会だよ」
「うえっ!?社会ぃい…?」
「うげ、うちも社会やだわ…」
「だよねー!水樹ちゃん!」
「うんうん、だってあのセンセ、歴史の人物とか、こだわるとこチョーマニアックじゃん?」
「そうなんだよーぅ!!結局テストに出ないし」
「ほら、しっ!先生来たよ」
ガラガラ
「皆さんこんにちわ、前回やったところはちゃんと復習しましたか?」
「あ゛!」
「ちょっ、ちょっと幸、どうしたの?」
「前の社会寝てたからなんもわかんなかった!」
「あー…まぁ、聞いてなくてもどうせテストには、」
「おや、前回、聞いてなかったんですか、野崎さん。」
「わっ!!」
苦笑しながらノートを見せてくれようとする園子ちゃんの声を遮ったのは、
「さっ、桜木先生…」
桜木先生。担当は社会。さっきいったように全くテストに出ないようなマニアックな歴史人物を熱く語る先生。
「すいません…。」
「いえ、構いませんよ!!前回の説明ではわたくしも少し物足りなかったので!この時間丸々使ってたっぷりお話ししましょう!」
「「のぉ~ぐぅ~ちぃ~…」」
皆の視線が痛いゾ☆
「前回って…誰やったの?水樹ちゃん」
「えっと…あ、
森 蘭丸について。」