思い出

仲良くなろうね

「神野Mariaくんだ。仲良くしてやってくれよー!!」
「はぁーふぅ!?だからあんな可愛いんだ!!」
私は大声でそう叫んでしまった。
「やぁべ・・・すんまそん・・・。」
「レミ!!大声を出すな!!たとえうれしくてもそういうことはHRが終わってからにしろ」
「はぁい。」
私はおとなしく席に着いた。
やっぱり私このこと仲良くなれそうな気がするよ!!
なんでカワかわかんないけど・・・
絶対なれるよ!!
うん!!

そしてその日から私はMariaに猛アタックした。
「おっはよー。神野さん!!今日も可愛いねー!!」
「神野さーん。お昼食べよーよ!!」
「神野さん。この街不慣れでしょ!?今日一緒にあそぼ!!」
「神野さーん」
「神野さーん」
「神野さーん」
私は毎日のようにアタックした。
最初はおもいっきし無視していたMariaもだんだん心を開いてくれて・・・。
あるひ・。・・。
こんなことを言われた。

「れみ・・・ちゃん。うちと友達になって!!」
「へ!?なんで!?」
「え・・・。れみちゃんうちに優しいから・・・。でも迷惑だった!?」
「迷惑なわけないじゃん!!でも今さらだよ!!」
「いまさら!?ごめん・・・。いまさら無理ってことだね・・・。ごめん」
「違うよ!!うちは神野さんが入学してきてから友達だと思ってるってこと!!
いまさらそんなこと言わなくてもうちらはもう友達だよ!!」
「え・・・。え・・?」
「ぁー!!friendS!?」
「やぁ・・・。わかってるけど・・・いいの!?」
「良いに決まってんじゃん!!」
「うれしー!!」
がば!!
Mariaは勢い余って私に抱きついた。
「なにー!?びっくりしたぁー!!」
「今日からよろしくね!!」
「前からでしょ!?」
「改めて!!」
「ソッカ!!改めて!!
「「改めてよろしくね!!」」
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