【短編】放課後先生と
この曲がり角を曲がれば職員室っ!!


そのときだった。



「はははは。もう安田先生っ!!」


ほかのクラスの女子の笑い声。


なんとなくあたしは隠れた。


「先生、一緒に帰ろう!」


「あぁ、あとでな」


「なんかあんの??」


「ちょっと、めんどうな用事が……」


あたしは、胸が締め付けられた。


あたしが楽しみにしていた時間。
でも、先生にとったら嫌な時間。



それはしょいがないこと。

なのに、なんでこんなに悲しいの?
< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop