【短編】放課後先生と
先生についていった場所は、教室だった。
「なにすればいいんですか?」
「今度、みんなに配るプリントとの点検と、ホッチキスでとめてほしいんだ。俺も手伝うよ」
『俺も手伝うよ』
その言葉は、あたしにとって嬉しいはず。
なのに、
なのに、
なんでこんなに苦しいの??
「いいですよ。先生は先帰ってください」
「そういうわけにはいかないよ」
「だって、こんなメンドクサイこと、いやでしょ?それに……」
「それに??」
「それに、先生、女の子と一緒に帰るんでしょ??遅れちゃ駄目じゃないですか!」
あたしって、本当性格悪い。
なんでこんな嫌味ったらしいことしか言えないんだろう。
先生にとって、こんなのメンドクサくて当たり前なのに。
あたしって、本当、自己中―――
「なにすればいいんですか?」
「今度、みんなに配るプリントとの点検と、ホッチキスでとめてほしいんだ。俺も手伝うよ」
『俺も手伝うよ』
その言葉は、あたしにとって嬉しいはず。
なのに、
なのに、
なんでこんなに苦しいの??
「いいですよ。先生は先帰ってください」
「そういうわけにはいかないよ」
「だって、こんなメンドクサイこと、いやでしょ?それに……」
「それに??」
「それに、先生、女の子と一緒に帰るんでしょ??遅れちゃ駄目じゃないですか!」
あたしって、本当性格悪い。
なんでこんな嫌味ったらしいことしか言えないんだろう。
先生にとって、こんなのメンドクサくて当たり前なのに。
あたしって、本当、自己中―――