空の下の約束
そのまま女の子達の控え室に向かった。


「おはよー」


入り口で声を掛ける。


「おはよー麗子」


「おはよーございまぁーす」


「麗ちゃんおはよー」


本当、皆いいひと。


このお店は派閥もなければイジメもない。


「今日もよろしくね」


私はそのまま控え室の奥のロッカールームに向かった。


皆とワイワイガヤガヤやるのが苦手と言うのもあったけど、辞める事をマスターに伝えなきゃならない。


何故か緊張してきて手が汗で濡れてくる。
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