君と僕の関係【完】
「そうなんですか?
でも柳杞くんは関係ありませんよね??」


「...昨日はすごく動揺してたんです。
もう立ち上がることのできないぐらい。そんな時に僕の唯一の友達の柳杞が僕を病院まで行かせてくれて父と会わせてくれたんですよ。」



こんなのはウソ。

あの紙を見た瞬間、僕は幸せだった。
だって
僕たちを育てた父さんじゃなくて、倒れたのは虐待を受けていたと思われる産みの親の方の父だったから。
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