君と僕の関係【完】
ドンっと閉められたドアの先には必ず君がいると思う。

だって廊下の奥の方から細い足が見えていたから。



「あんな親なんて....俺らが里菜ちゃん救ってやりたいよなっ!」


「あぁ。だけど今は時期じゃない。」


「なんで?!」


「だって今はまだ里菜ちゃんはお母さんのことを信じてるだろ?」



そんな時に君からお母さんを奪ってしまっては僕たちが悪者だ。
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