キミコイ?


「ゔぅ…」


すると零央は、はぁっとため息


「ほんとバカだな。そんなこと考えなくていいから」


と、優しく頭をポンポンと撫でる


まるで赤ん坊をあやすかのように


「俺だけには迷惑かけないように、とか絶対思うな。頼ってほしい」


真剣な眼差し。吸い込まれそう


「うん…零央…」


「いまみたいにさ…帰りが1人の時は俺を呼んで?どこでも駆けつけるから」


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