キミコイ?
あきらかに目が泳いでいたし、動揺しまくっていた
美柚のこととなると余裕がない
俺、どんだけ好きなんだよ美柚のこと
いままでこんなにも誰かを思って感情的になることはなかった
いつも無愛想だとか、無関心とか、そういったことを言われていた
そんな俺が…な、
なんてことを考えながらトボトボ歩いていると、加奈と笹岡の姿がみえた
俺に気付いた加奈は、軽く手をふった
「こんなとこでなにしてんの1人で」
「まぁ、色々あってな」