キミコイ?


「大した用はないの。ただ…」


ドンッ…と、いきなり視界が暗くなり、目の前には男の子の顔が近くに


この状況を理解するのに時間がかかった


私はこの彼に壁越しに追いやられてしまった、という状況を


一体何なの?何がしたいの?


「まだ雄馬のこと好きなのか?そろそろ諦めて…あの時俺の物になってれば…」


ちょっと待って、この人もしかして…


まだ私のこと諦めてない…の?


「あいつの元になんかいけないくらいめちゃくちゃにしてやる…」


そう言って、だんだん近付いてくる彼の唇…。キスされる…


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