キミコイ?


「いやぁっ…零央っ…」


その時、バキッと鈍い音が響いた


恐る恐る目を開けると、頬が赤くなりながら倒れ込んでいる彼の姿


「てめぇ、美柚に何かしたらただじゃおかねぇからな」


「れ…お…」


零央の迫力に負けたのか、男の子は逃げるように走って行った


その場には私と零央だけになる


零央はゆっくり私の方に振り向く


「零央…「バカかお前は!!なんであいつにあんなことされてんだよ」


会っていきなり怒鳴られ、さすがにしゅんとなる私


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