キミコイ?


その先にいたのは、小柄で、綺麗なロングヘアの女の子が立っていた


ドクンと私の中で波打つ


何だろうか、この胸のざわめき


何かを思い出しそうなのだけど、思い出してはいけないような、そんな感じ


「うっ…」


酷く頭痛がする。頭が割れそう…


「花蓮!!おまえ、どうしてここに」


零央はこの女の子のことを、「花蓮」と呼んだ。知り合いなのだろうか


それを聞いた加奈は、さらに目を見開く


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