キミコイ?
俺たちも急いで病院へと向かう
待合室で、今はただ待機するしかなかった
亮はさっきからずっと真っ青で、何も言葉を発していない
花蓮もさっきから俯いたままだ
俺の連絡を聞いて駆けつけてきた加奈がようやく到着した
血相をかえて、俺に問いただす
「美柚は?!無事なの?!」
加奈は汗だくで、肩で息をしている状態なのが急いできた証拠だ
「今はとにかく…おちつけ…」
「落ち着いてなんかいられないわ!!」
加奈の叫び声が病院に響いた