【BL】俺の好きな奴



「あ……うん…一応覚えてる…けど」


―――え?

おぼえてる…?


「ハァ!?マジで!?」

「……うん、マジ」




な…なな……



なんだって!?


マサが俺にした告白(違うけど)を覚えてる!?


こ…これほどまでに嬉しいことはない!!



俺がルンルンな笑顔(キモッ)を浮かべていると



「ねぇ一也…なんで俺のこと好きになれたの?」

「へ?」


いきなり言われたので気の抜けた声が出てしまった


「いや……だって俺、男だよ?普通男を好きにならないでしょ」



あ……そゆこと


そんなん決まってる


「マサだから」


「………え?もう1回言って?」



あり?声小さかったか?

「んーと……だからね、俺はマサ自身が大好きなんだよ。だから別にマサが男だろうが女だろうがマサが好きなんだ。あ、別に俺ホモじゃねぇよ?俺が好きな奴が男でも女でもどっちでもいい!俺が好きって思ったら好きなんだよ」



マサは口をポカーンと開けて俺を見る









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