【BL】俺の好きな奴
――俺の部屋―
「うおっ!!これがマサの部屋かぁ…」
かず君は俺の部屋を物珍しそうに言う
「そんなに珍しいか?俺の部屋」
「うん!だってあんな可愛いマサが、こんな大人っぽい部屋にいっつも居ると思うと…こう……ギャップがな!」
ギャップ…?
確かに俺の部屋は落ち着いた感じにはしてるけど…
「……って!何気に今、俺のこと可愛いって言った!?」
かず君は不思議そうに俺を見る
「当たり前じゃん!だってマサマジで可愛いんだから」
そんな笑顔で言われても…
あ!そういや…
「なぁかず君、なんであの時…」
「あの時?」
「うん、俺らが両想いだって分かったあの時、泣いてたんだ?」
アレはずっと気になってた
だっていきなり俺の腕掴んでどっかに連れてくし
連れられてやっと止まったと思ったらいきなり
『なんで戻って来たの?』
とかワケわからないことを聞くし
しかもいきなり泣くし…