君に出会った月曜日
水曜日ー


今日から、教室の場所が変わった。


六年生の最難関クラスの隣だ。


ーてことは、あの人と、毎日のように会えるんだ。


その事実が確認されると、私は思った。


私の恋は、まだ終わってない。


さっきまで、叶うことのない恋だと思っていたのに。


まるで、誰かが背中を押してくれてるような、そんな感じがしたんだ。


そんなことを考えていると、後ろのほうから声がした。


「あ、隣五年生になるんだ。」


ドキンー


この声は、きっとー


ああ、そうだ。


あの人だー
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