君に出会った月曜日
「あれ、この前のー」


あ、覚えてくれてたーー


とたんに、胸が熱くなる。


「・・・っはい、城崎愛奈って言います。」


「城崎さん?って五年生で一番頭のいい女の子じゃ・・・?」


「あ、あのっ、私、頭よくないんでっ・・・。」


「謙遜しない!あ、オレ、六年の篠原一翔。よろしくね、城崎さん。」


「あ、よろしくお願いしますっ・・・、ってか、私年下なんで、その、敬称とか、いらないんでっ・・・。」


「そう?じゃあ・・・、城崎。」


そう言って笑う篠原くんは、何よりも輝いて見えた。


やっぱり、私はこの人が好きーー

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