君に出会った月曜日
「愛奈ー!隣の教室って・・・。」


「そう、6年最難関クラス。」


葉月も教室割を見て、気がついたみたい。


「愛奈、おめでとぉっ・・・、これで可能性も格段にあがったねっ」


「え?何の可能性?」


「決まってんじゃん!例のあの篠原くんと、愛奈が付き合える可能性!」


「あ、葉月、そのことなんだけどねっ」


そう言って私は、階段の踊場に葉月を連れてって、簡単に話をした。


篠原くんの受験を邪魔したくないから、片思いのままでいいということをーー
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