君に出会った月曜日
あれから毎日毎日、篠原くんのところで話したり、一緒に笑ったり、とても楽しかった。


ずっとこのままでいたかった。


このまま時が止まってしまえばいい、とさえも思った。


でも、時は止まるはずもなく、1日、1日、ゆっくり、しかし、確実に過ぎていった。


そして、気づけばもうラスト30日。


「もうすぐだねっ、入試・・・」


「ああ、もうすぐそこだな。」


「篠原くんは、緊張とかするの・・・?」


「そりゃあ、きっと緊張もするよ。
怖いとも思う。オレははっきり言って、聖葉に受かる自信はない。でも、それでも進まなきゃダメなんだよ。」


そう言い切った篠原くんは、いつもより、どこか頼りなげに見えた。


そんな篠原くんを支えることのできない自分を、とても無力だと思った。
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