君に出会った月曜日
あの入試から一週間。


やっと私の塾も再開した。


いつも通りに自分のクラスに入ると、


「愛奈・・・!」


「葉月・・・?」


何やら葉月が深刻そうな顔をしている。


今までこんなことは一度だってなかったのに。


ふと、私の頭に、よくない考えが浮かんだ。


まさか・・・!?
 

「葉月!?篠原くんのことなの?篠原くんに何かあったの!?ねぇ!!」


すると葉月は、落ち着いた声で、私をなだめるかのように言った。


「・・・篠原くんが、聖葉、落ちたんだって。」


突然、目の前がまっくらになった。


嘘でしょ・・・?


あんなに頑張ってて、落ちる要因なんて、一つだってなかったはずなのに。


どうして・・・?


そう考えていると、私の頭に一つの考えが浮かんだ。


まさか・・・?
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