君に出会った月曜日

自分自身の決心

「お母さん、話があるんだけど。」


「んー、どうしたの?」


お母さんは生返事だ。


まさか、娘から志望校の変更を聞かされるとは、思ってもいないのだろう。


「私、桜ヶ峰学園に行きたいの。」
 

「愛奈、本気で言ってるの?
桜ヶ峰学園は確かにいいところよ。
大学の進学実績も、雰囲気もいいし。

でも、ここからじゃ遠いわ。
片道一時間半以上かかるじゃない。」


「でも私、どうしても行きたいの。
ダメなの?」


「応援はさせてもらうけど。
通学時間も視野に入れないとね。」


「うん・・・」


「まあ、いざとなれば、一家総出で引っ越せばいいしね。」


「ありがとう、お母さん・・・!」


お母さんはお父さんにこのことを報告し、お父さんも背中を押してくれた。


後は、自分が努力するだけだ。
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