君に出会った月曜日
私の受験は、全て終わった。


最後の桜ヶ峰の入試から二日経った。


初日の誠光は合格だった。


今日は香修と桜ヶ峰の合格発表だ。


私はお母さんと桜ヶ峰を、お父さんは香修を見に行くことになった。


もし最悪私が落ちていた時のことを考えて、お母さんは反対した。


でも、私はどうしても桜ヶ峰を見に行きたかった。


自分の目で、ちゃんと現実を確かめたかった。


電車がガタゴトと揺れる中、私は高鳴る鼓動お抑えられずにいた。


桜ヶ峰に着いた途端、周りから歓声があがった。


合格発表のボードが現れたのだ。


私とお母さんは急いで合格発表を見に行った。


「682・・・、682・・・!!」


私は胸の内から沸き上がるような感情を覚えた。


そこには私の受験番号があったのだ。


「お母さん、あったよ・・・!!」


お母さんは泣いていた。


「よかった、よかった・・・」


と言いながら。

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