君に出会った月曜日

小さな初恋の始まり

家に帰ってからも、ドキドキはおさまらない。


愛奈、落ち着いて、と言い聞かせても、彼のあの笑顔が、脳裏によみがえってくる。


あの笑顔を思い出すたび、心臓が鼓動を激しくうつ。


ドキン、ドキン、ドキン、ドキンー


今まで感じたことのない気持ち。


学校の友達などに言われても、前は全くピンと来なかったけど、今ならわかる気がする。


これは、きっと恋だ。


それは、きっとあの時にわかってた。


でも、認めたくなかったんだと思う。


いつも勉強にしか興味がなかった自分の中に、こんな女っぽい自分がいるなんて。


あの人、なんて名前なんだろー
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