Don't forget “my memory…”
腕を引かれ、彼女は彼の胸の中に収まった…
彼女の背中に腕を回し、頭に手を添える…
「俺が止めるから……どんなにお前が変わってしまっても、俺が止める……
お前を悪から救うから……だから、死ぬなんて言うな………
俺がいつも側にいるから……お前を護るから………」
胸に収まった彼女は、彼の言葉に涙する…
止まる事を知らないように、次から次に流れでる…
「もう放さない……もう二度と、お前を放さない……」
そう言うと、なくさないように、大切な物を失わないように、彼はグッと力強く彼女を抱き締める…
そして彼女も、離れたくないというように、彼の胸を握り締めていた…
心地よい風が吹き、綺麗な花弁が舞う…
眩い太陽が、2人を暖かく包み込む…
《幸せな日々が永遠に続きますように……》
2人は共に、天に誓うのだった…
●○end…○●