Don't forget “my memory…”

貴方はいつも、笑っているよね…


ねぇ、ルイ…

私…

貴方の傍にいていいかな…?

ずっと、傍にいて、
貴方の笑顔を見ていたい…


だから…
傍にいて、いいですか…?

共に、生きて、いいですか…?

こうやって、温もりを感じても、いいですか…?

貴方を愛しても、いいですか…?



彼の胸に顔を埋め、直接心臓に問うように、心の中で訊く…


伝わらなくたって、いい…
理解してくれなくても、いい…



ただ、私は、気づいたんだ…


自分の、“気持ち”に…

貴方を思う、本当の、“気持ち”に…


だから、傍に、いさせて…?

貴方を、愛させて…?



そんな事を思いながら、カリンは、ずっと、ただずっと、彼の胸に抱きついていた…



そんな時…


彼女の気持ちが、通じたのだろうか…?

彼を思う、純粋な気持ちが、伝わったのだろうか…?


自分の胸へと顔を埋めるカリンを、ギュッと、抱き締めたのだ…


優しく、それでいて、力強く…
全ての問いを、肯定するように…


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