湊くんの秘密。
あたしの顔が赤くなったのは言うまでもないけど…。
昔から、ドラマCDとかで湊くんのリップ音は聞いてた。
でも、それがあたしに向けられたものになると話は別。
くそぉ。
湊くんの仕草や声でこんなに一喜一憂してる自分が悔しい。
あたしばっかりドキドキさせられて。
あたしだって湊くんをドキドキさせたいのに…。
ばか…。
いつか溺死でもしたら、完璧湊くんのせいだからね!
ふんっ!と照れ隠しするようにベッドに潜り込んだ。
明日の朝に買う、湊くんが載ってる本を買うお金をちゃんと用意して。
記事にちょっと変なこと書いてあったら、からかってやろ。
そう決めて、眠りについた。