湊くんの秘密。
「あーっ!もうやめろって黒崎さん!」
「おほほほほっ」
「蘭助けて…」
そう言って、あたしに横から抱きついてきた。
わっ、まって、ここに3人しかいないっていっても!!!
廊下にはたまに人が通るし、ドアについてるガラスからだって丸見えだよ!!
「み、みなとっ、くん…?!」
「黒崎さんすげえ怖い…悪魔だ…」
ちょ、ちょ…っ。
この態勢をまず…、どうにか!!
「…あーもう。イチャつくのやめい!
冗談でしょうが!だからみゅうくんラジオでも散々いじられるんだってば」
美菜子が、湊くんの持っていたペンを奪って模造紙にキュッキュッと音を立てた。