湊くんの秘密。
「ちょ、ちょっと…大翔様ボイスストップ!」
せ、せめて耳元で言葉を発するの、やめてもらえますか…っ。
湊くんが離れて、湊くんが囁いた方の耳を手で塞いだ。
「なに?」
「や、あの、だから…っ。 イケボすぎて耳がおかしくなりそう…」
普通の声になった湊くんは、ケロっと爆弾を投下した。
「おかしくなれば?
蘭が他の声優にフラフラしないくらい、俺の声に染まればいい」
ぎゃああああっっっ!!!
マネージャーさんが帰ってから湊くん、いつもと違うんですけど!?
何でさっきからS発言ばっかりするの!!!
「…ほ、他の声優さんにフラフラなんてしてないよっ」
「そんなのわかんないじゃん」
「して…ない、もん」
「怪しいからダメ」