湊くんの秘密。




「蘭からいい匂いする…。シャンプー変えた?」

「え。よく気づいたね!いつも使ってるシャンプーの新シリーズ出たから変えたの」



ドラッグストアで、香りのテスターで匂いを嗅いでみたら


湊くんが好きそうな匂いだなあって思ったから…かっちゃった。



湊くんは、こういう些細なことまで気づいてくれるから嬉しい。


って、些細すぎかな…?

まあ嬉しいからいっか!!



「俺この匂い好き」



ほら。

予想的中〜。



「湊くん」

「んー?」


あたしの肩に顔を乗せて、湊くんから眠そうな返事が返ってきた。



「久しぶりにあのセリフ言ってよ」

「あのセリフ〜?」

「…わかってるくせに…」



< 300 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop