湊くんの秘密。
「最近、大翔大翔ってうるさい」
「そんなことないよー」
「そんなことあるの」
あれ、ちょっとヤキモチ妬いてる?
「じゃあ湊くんの声でもいーよ?」
「じゃあってなんだよ、じゃあって」
「ふふっ」
拗ねてる湊くんが可愛くて、ついついまた言っちゃう。
「ていうか、大翔も俺の声なんだけど」
「そりゃあそうだけど〜…」
「もーいいよ、じゃあ何て言ってほしいの」
呆れ気味の湊くんは、ゆっくりあたしの頭を撫で始めた。
湊くんに頭撫でてもらうの、好き。
なんか気持ちいい。
「えー、じゃあねー…」
何にしよう。
そのとき、あたしはふとあのホームページを思い出した。