湊くんの秘密。
あははははっ。
蘭照れてる。
「じゃあ蘭ちゃんのスキ、ちょーだい」
「…好き…」
「声ちっさ!」
慌ててる蘭も可愛いけど、照れてる蘭はそれを越すな…。
ぎゅーってしてて、顔が見えないのが残念だけど。
髪の毛の隙間から、蘭のほっぺを触ると、冷たかった。
「ちょっと本格的に寒いね。もう中入った方がいいかも」
俺が『名残り惜しいけど』って言ったら、今度は蘭から言ってくれたんだ。
「もっかい、ギューしよ。
そしたら、もう家ん中入る…」
「うん。そーして」
「スキ」
【おまけ・完】