全ての想いはビードロの中に
プロローグ
僕、翔(かける)は双子の兄大翔(ひろと)と2人兄弟である。ちなみに僕と兄は双子故に全くDNAが同じだ。そのせいかどうかは解らないけれど僕が愛した女性(ひと)は双子の兄大翔の恋人の真央理(まをり)だった。
そんな君はどちらかと言うと兄の話を黙ってじっと聞いている方が多かったような気がする。そして時折君は兄の話に相づちを打ったり、じっと瞳(め)を見つめては微笑んだりしてた。だから多分君はおとなしくて控え目な性格なんだろうな?ってその時僕はそう思った。そしてそんな君の性格を秘かに分析してた僕は、君と兄との仲むつまじい光景が、とっても眩しかった。
だからその時あまりにもその健気(けなげ)な君が、マジでいとおしいとさえ僕は思ったんだ。そう。それは紛れもなく僕の一目惚れだった。だけどそれはある意味許されざる思いでもあった。何故ならそれは真央里僕は実の兄である恋人の君を絶対に愛してはいけない立場だったから。
だけど日に日に募る君への思いは、次第に加速度を増していった。いっその事兄が他の女性に目移りでもしてくれたら良いのにと、思う事もあったんだ。
そんな君はどちらかと言うと兄の話を黙ってじっと聞いている方が多かったような気がする。そして時折君は兄の話に相づちを打ったり、じっと瞳(め)を見つめては微笑んだりしてた。だから多分君はおとなしくて控え目な性格なんだろうな?ってその時僕はそう思った。そしてそんな君の性格を秘かに分析してた僕は、君と兄との仲むつまじい光景が、とっても眩しかった。
だからその時あまりにもその健気(けなげ)な君が、マジでいとおしいとさえ僕は思ったんだ。そう。それは紛れもなく僕の一目惚れだった。だけどそれはある意味許されざる思いでもあった。何故ならそれは真央里僕は実の兄である恋人の君を絶対に愛してはいけない立場だったから。
だけど日に日に募る君への思いは、次第に加速度を増していった。いっその事兄が他の女性に目移りでもしてくれたら良いのにと、思う事もあったんだ。
< 1 / 13 >