*RewindinG*

「どうもー、こんにちわー」


つれて来られた椎葉さん達は僕達に軽く挨拶をした。

それにつられて僕らも軽く頭を下げる。


「どもっす」


僕と時耶はいつもよりかは少し低めのテンションだったが亮輔は違った。

仲間ながらこんなことを言うのは可笑しいかもしれないけど亮輔は女好きだ。

1ヶ月に2、3人は女を変えている。


「ど~も~!」
「俺、安藤亮輔ね」
「石橋憲太の親友だから~」


軽い挨拶に椎葉さんは苦笑して返した。


「あはは、たまに廊下で石橋くんといるの見かけるよ」
「仲いいんだね」

「そうそう、めっちゃ仲いいっすから」


僕と時耶はそんな調子のいい亮輔を見て呆れていた。