これはプライドのための復讐です。【更新ストップ】
「…ご、ごめん。けど、薫が好き!薫だけが好きなんだ!…これだけは本当………」
ポロポロと流れていく涙を見送る。
歩が泣き虫なんて知らなかったわ。
いつもヘラヘラしていて、元気で、明るくて、でも以外に男らしくて……
「…じゃあ、言い訳を聞いてあげる」
「……ん」
私は歩から二個離れた椅子に座り、歩を見つめた。
彼は涙を袖で雑に拭うと私を潤んだ目で見つめ返した。