これはプライドのための復讐です。【更新ストップ】


歩に話さないと良いけど…。

彼と話す所は知られたくないから、好みを聞き出した後は口止めするつもり。




「……篠原さん、元気になった?」

「え?」



どんな質問から始めよう、そんな事を考えていたら隣の工藤君が呟くように言った。



「いや、元気っつーか、明るくなった?篠原さんあれからあんま元気なかったからさ……良かった」

「……心配かけたかしら…私は大丈夫よ、ありがとう」

「篠原さんが元気になったなら良かったよ!」


恥ずかしそうに頭の後ろをかきながら工藤君は笑った。

金髪で、最初はチャラい人かと思ったけど、結構良い人なのかも…。



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