これはプライドのための復讐です。【更新ストップ】
元気に、かつ寂しそうに手を振る工藤君。
私は軽く頭を下げる程度にして、校舎についている時計を見上げた。
ホームルームが終わってから20分。
そろそろ来そうだわ。
軽くウェーブをかけた髪を手ぐしで整える。
話す内容を頭で復習する。
そんな事で歩を待っていたら、歩が来た。
……一人じゃない、か。
「…うっす、薫」
「…一緒に……帰るんだよね…?」
メニュー