ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)
「………恋。」
「……鯉…?Carp?」
「また野球か。………あほ、鈍感。」
そのまま、俺は……
日向に…、キスをする。
「………………。」
「落ちたな、花火。俺の…勝ちや。」
「…………。ちょっ…、なに?今の。」
「キス。」
「………。あれ?ウチらそういう仲やったっけ?」
「………。……うん。」
「……猿と…犬やで?」
「…うん。けど…、しゃーないやん。」
「……………???」
驚いて言葉も出なくなった日向に。
俺はもう一度…顔を近づける。
「…夏のお隣りは秋や。せやから…、小夏の隣りは…、俺しかおらんやろ。」
キスの味は…ケチャップ味。
ちょっぱいし、
色気はないし、
よう…自分でも訳わからんけれど。
何度も、唇を合わせて……
願った。
日向が……、俺を好きんなればいい……、と。