ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)





「朝からうっとーしーねん!」



由良はぷんっとそっぽを向いて。


朝から…ご機嫌斜め。



「うっとーしーって何?彼女に対して冷たない?ずっとあっためてた小ネタやん。おもろいやろ?」



「………。…おもろい。」



「ほらぁ、やっぱ由良ならそーゆーと思ったわ!」




そうなんです。


うちらはこの夏から付き合いはじめた……



ラブラブのカップルなんです!




今は10月やから……、うん、付きおうて約2ヶ月……。



由良の背とともに…絶賛成長中!!









……の、はずなんやけど……。





「……?由良、なんか…元気ないな。」



「あ?……ああ、まあ…。」




「……?どないしたん?」



「…………。胸に手を当てて、よ~~く考えてみ?」



「………。……考えたけど…、胸に手をあてるとかなんかいやらしない?」



「…そこか!誰もお前の乳に興味などないわ!」




……むむっ…!



「ちっっさい秋やな、ホンマ!なんやねん、もう!」



「ちっさいのはお前の乳じゃ!」



「しゃーないやんそんなの!」



「…悔しいかったらでかくなれ!」



「どうやって!」



「揉め!」




「………………!!!」








「………。由良くん。アンタが揉んであげたらええねん。それで問題解決や。」




アキラのひと言に……。




「「揉むか~ッ!」」



二人揃って噛み付く。







なんやねん、ホンマ……。



窓の外など見つめてため息つきおって。



哀愁…漂ってるし。





「…う~ん、…センチメートルになっとんなぁ…。」



「いくら由良くんがミクロやからってそれは酷いな。センチメンタルやろ?」





「……。お前らどっちも失礼や!」







あら。そら失礼。





「……………。」



由良が元気ないと、こっちの調子も狂うねん。



一体……




どうしたんやろ……?





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