ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)
「夜露死苦……、よ、よろしくお願いしまっす。」
「………。こなっちゃん。怖いわ、そんなにメンチきったら皆ひくで。」
春ー………
ドキドキの、新生活のスタート。
ほんわかあったかい太陽に照らされて、
まだ咲きもしない桜を眺めながら……
ワタシ、
日向 小夏(ヒュウガ コナツ)
と、友人の玉木みひろは…その、並木道を…歩いていた。
「こなっちゃん、もっとスマートに!」
「………。…『小夏です♪よろしくっ☆☆』」
「「…………。」」
「……気色…」
「…言わんといて。朝からダダ滑りや…。ああ、千原ジュ〇ア…、アンタを尊敬するわ。」
「え、なんの話?」
「『すべらない話』。」
「「………………。」」
………。
あ、今の『間』は…漫画ならカラスが鳴く所やな。
なにを隠そう、私、小夏は…
究極の人見知りでありまして。
こうして、ひいちゃん相手に…
自己紹介の練習につきおーてもろてる所にございます。
「そんな緊張せんでも…肩のチカラ抜きぃ?自然体が一番やで?」
「ひいちゃんが同じクラスならな?アカン…、クラスがえだなんて誰が考えたん?神の冒涜やで!」
「………。幸先不安やわ。」
「……。……せやな。」