ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)
私は由良の手を引いて…急いで水場へと向かう。
「はよ冷やして!」
蛇口を捻って、由良の腕に流水をあてる。
「………大丈夫やて、こんなんどうにもならんて。」
「後で酷くなるより早めになんとかした方がええねん。ごめん、由良……。」
「………。お前とおると、ホンっマ忙しくて…あきないなあ……。」
「トラブルメーカーって言いたいんやろ?」
「そうとも言う。もう謝らんでええから…、少~し頭冷やそっか。」
「…え?」
バシャッと…顔に水をかけられる。
「…………。え、なにコレ…。」
水が滴り落ちて…
服までびっしょびしょ…!!
「親睦行事やし、無礼講やで。眉間のシワ…早う伸ばし。」
「………!そやなあ、そしたら…仕返しやっ!」
蛇口を指で押して……
ぶしゅうっっと水が散る。
「なにすんねん!!」
「しもた…私まで巻き込まれたか……。」
二人そろってびっしょびしょやんな。
けど……、たのしーからまあ、ええか!