あたしがいなくなる前に【完】
陸斗side



ーーあいつ走ったらどうなるか...!!!



俺は急いで真菜の後を追いかけた。














「 飛び降りたぞ!!!! 」





誰かがそう叫んだ。





「 ーーーークソッ... !! 」






俺のせいだ!!!!!











「 真菜!!!!! 」



俺が屋上に着いた時には、真衣の姿はなく、代わりに真菜が倒れていた。









「 ーーーーッ!!真菜!!! 」







真菜は顔色が悪く息苦しそうにしている。




「 真菜!!真菜!!!しっかりしろ!!! 」




返事がない。
意識がないのか!?








「 待ってろ!すぐ病院に連れていくからな!!! 」




俺は真菜を抱きかかえると急いで校門まで行った。













陸斗sideEND



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