ココロクスリ

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ミーティングが終わると真由さんが近くにラーメン屋があるらしいから行こうと言ってきたから一緒に行く事にした。

他の人も各自夕御飯を買いに行ったりしてたので真由さんと2人で行った。

生ビールを注文し、乾杯して半分ぐらい一気に飲み干した。
2人同時に

「あぁ~!」

とオッサンみたいな声を出したのでお店の人に笑われた。

2人で顔を見合わせ苦笑いしながら今日の事を話した。

「今日ほんま疲れたし!!ちぃは売れて良かったやん!!けっこう元気になってきてて良かったよ。」

と、目を細めながら笑った。

『ありがとう』

ボソボソ照れながら言うと真由さんは嬉しそうだった。

ユタカと撮ったプリクラを見せると真由さんもこんな普通の人が来ると思ってなかったらしく男前来て欲しいと叫んでた。

私は爆笑しながら、
『めっちゃキモいの来るかもなぁ!』

と、冷やかしてからかうと

「真由違う人のフリして帰るわぁ!」

と、ゲンナリしながら言うのでまた笑った。


大阪に来てからバタバタとしていたし笑う事も多くなっていた。

誠との事は傷が消えたわけじゃないけどゆっくり確実に癒えていくのが分かった。

真由さんが居てくれて私を諦めないで見守ってくれてたおかげだと思ったけど恥ずかしくて伝えてはなかった。

2時間ぐらいラーメン屋に居たら社長から電話があって心配してたので早々とホテルに帰った。

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