ココロクスリ
部屋に入るとヒデさんも着替えてて、ビールを飲みながらTVを見ていた。
真由さんと私が立っているとイスに座りなよと言ってくれたので座ってヒデさんを見た。
「そんなかしこまらんで大丈夫やで!」
と、ヒデさんが笑いながらいうので真由さんと私は、はいと答えた。
「別に何ってわけじゃないんやけどね、さっきミーティングで居心地悪そうだったから気になってただけ!まぁ健くんも悪気はないけどあの場であぁいう言い方すると逆効果だからね。歪んだ矛先が君らに向いたらダメやから後でアイツらにはフォローするから真由もちぃも気にせずデモに集中してね!話はそれだけやから!まぁビールでも飲みなさい。」
と、笑いながらも真剣に話してくれた。
私はヒデさんは凄い周りに気を使ってくれてるんだと思い感心した。
ヒデさんが居るから会社成り立ってるんだなって思い頷くしか出来なかったけどちゃんと心に響いた。
その後、デモの事や自分達の事を話してヒデさんの部屋を出た。
真由さんが今日一緒に語ろうと語りモードに入ってしまったので私の部屋で一緒に寝る事になった。
深夜まで語りまくって次の日はお互い昼からのデモだったので夜更かしして明るくなり始めた頃に寝た。