ココロクスリ
そんな幼少期を過ごした私は,いつの間にか中学生になった。

元々,顔のつくりが母親に似て派手で大人っぽいせいもあり同級生よりも先輩達に気に入られよくつるむようになった。
その中で真由さんというヤンキーとギャルを混ぜたよぅな先輩とよく行動を共にするようになった。
真由さんは,私の家族の話を聞いてこのままじゃあかんと言った。

化粧品やおさがりの服をくれたり、真由さんの家によく行くよぅになりだんだん祖父母の家には帰らなくなっていった。
真由さんは私を妹のようだと言いとても可愛がってくれた。
私も真由さんが大好きになりだんだんと依存していった。

真由さんが他の子と仲良いとムカついたり束縛したくなった。

そんな私を見かねて真由さんは私に彼氏を作れと言った。


色んな人を紹介されたけど今ひとつピンとこない。

どこかで父に似た人を探していた。
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