【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
イヴは男子も女子も友達と過ごして、クリスマスの夜はカップルで過ごすことになった。
今ごろ柚希たちは、女子同士で遊んでいるのだろう。
「……お、来た来た」
要のその声に視線を向けると、ちょうど店に入ってきた三橋が見えた。
こちらに気づき、小走りで向かってくる。
「ごめん、遅れて」
「全然。あ、隣どーぞ」
「あ、どーも」
なんてちょっとおじさん臭いやり取りをしながら、三橋が俺の隣に座る。
「……お前らユルいわ!」
「ん?」
「や、なんでもないっす」
疑問符を浮かべて見ると、松川は苦笑いをした。