【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!


「……仕方ないよ。だって、店長、大変そうだったし……」


「……うん」



本当は、今日私たちに、バイトのシフトは入ってなかった。


だから、他3カップルズとともにこのカフェで約束して、夜はデートの予定だった。


でも、いざここに来てみると、想像してたよりも混んでいて。去年のクリスマスにバイトに入ったときよりも、遥かに繁盛していた。


それはいいことなんだけど、お客さんの数に対しての店員の数が全然足りていなくて。


ひとりで料理を担当する店長のためにも、急遽、臨時でホールに入ることになったのだ。


結果、私がちょっと……いや、本当はそれなりに拗ねている、という訳である。


もともとイライラしていたのもあってか、さっきの女ふたり組にも、なかなかキツいことを言ってしまった気がする。


……本物の子供はどっちだっていう話だ、私。



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